勉強ネタ 2018年11月18日 不足する=足りない。だから「マイナス」と考えるのはやめよう。
1次方程式の文章題。
足りる・足りないの問題。
通称「過不足算」
何人かでお金を出し合ってプレゼントを買う。1人600円ずつだと500円余り、1人550円ずつだと150円不足する。お金を出し合う人数を求めよ。
こういった問題に対して
あまり深く考えずに、「余り」だから「+」
「不足」だから「ー」と考えてしまう生徒がいます。
600x + 500 = 550x – 150
こんな感じで式を作ってしまいます。
これを解くと「-13人」
あきらかにおかしいことがわかります。
ただしくは
600x – 500 = 550x + 150
「+」と「-」が逆なんですね。
なぜでしょう。
600円ずつだと500円余るということは
プレゼントを買うのに必要なお金に対して500円もらいすぎであることがわかります。
反対に500円ずつだと150円不足ということは
必要なお金にあと150円足りないことがわかります。
これらを図式化したものが上記です。
余分にもらいすぎているから500円をマイナスする。
不足しているから150円を加える。
こうして
必要なお金=必要なお金
という式を作れればいいので
600x – 500 = 550x + 150
という式が出来上がるわけです。